代表取締役
「1972年」イルキャンティは渋谷区笹塚の水道通り沿いにある本店から生まれました。当時はまだイタリア料理店やワインも今ほどポピュラーではない時代。
そこで、多くの人にワインを飲みながらゆっくり食事を楽しんでいただけるようにとイルキャンティを始めました。素朴ながらも一品一品に程よいインパクトのあるオリジナルなイタリア料理を目指し、その一皿には今でも続いている「真夜中のスパゲッティ」があります。
その後1993年に株式会社IKDを設立し、笹塚周辺の店舗を中心に今年オープンする店も含めて現在では、直営16店舗、フランチャイズ33店舗、コンサルティング2店舗と拡大していくようになりました。
誕生から52年、店やお客様に対する考えや思いは当初から変わっていません。大きな手書きのメニューも昔のまま。温もりのある手作りの感覚は、店内に用いた古材、店舗ごとで作り上げるマニュアルのない接客など、お客様が心地良い時間を過ごされることを大事にしています。
新しい店舗を作る時には“ここに座ったお客様はどう感じながら食事をされるのだろう”とイメージしながら構想を練っていきます。
その結果、どんなに小さな店でも異なる趣を持ったスペースを設け、一つではなく幾つかの表情を持たせることで、お客様のTPOや気分に合わせた空間を作ってきました。
もちろん食事やワインにも私なりにひとかたならず思い入れがあり、新しい料理を考案するときは、調理場に立ち自ら味を決定していきます。
オリジナルドレッシングもそのようにして生まれました。また長年にわたって年に数回イタリアに足を運び、良いワインや食材を自分の舌で確かめて仕入れをしています。
ただひたすら私が求めることは「楽しい食の時間」なのです。
――どうすれば、より一層お客様が食事を楽しむシーンを演出できるか。そうするためには、どのような空間が必要で、どんな種類の料理やワインを提供したらよいのか――。
これからも私をはじめグループ全体で、イルキャンティとお客様の関係がさらに良好になるよう努力していきたいと思っています。












